知っておいても損はない!?正しい洗顔方法

美容皮膚科
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はじめまして。
形成外科医/美容皮膚科医のDr.○○○です。
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会 会員
日本創傷外科学会 会員
日本褥瘡学会 会員
日本フットケア・足病医学会 会員
日本美容皮膚科学会 会員

(注)プロフィール画像:『日本形成外科学会・日本創傷外科学会マスコットキャラクター「なおるん」』 なおるんは「キズを治す妖精」です。
今話題の谷口亮氏のデザインです。

Aくん
Aくん

洗顔が大事なのはわかるけど普通に洗うだけじゃだめなの?

Bさん
Bさん

正しい洗顔の方法や注意点があれば知りたい!


このような疑問に答えていきます。

【本記事はこのような方におすすめ】

・ 正しい洗顔方法を知って肌のトラブルを少しでも改善したい方

・ 自分の洗顔方法が間違っていないか確認したい方

Dr.いたるん
Dr.いたるん

形成外科専門医/美容皮膚科医として普段から肌の診療も行なっている私が解説していきます。

私がどんな人か気になる方はこちらのプロフィール記事を参考にしてみてください。それでは宜しくお願いします。

なおるん
なおるん

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知っておくべき洗顔の落とし穴

○ 朝と晩に1日2回必ず洗顔しないといけない!?

洗顔は必ずしも1日2回でなくてもよいです。

特に乾燥肌の方は朝の洗顔はスキップしても問題はありませんが、さすがにスキップするのはちょっと、、、という方はぬるま湯ミセル水のみ使用した洗顔を試してみてはいかがでしょうか。

夜は必ず洗顔料を使用して1日の汚れを取りましょう。

なぜ洗顔は1日2回でなくてもよいかといいますと、洗顔のしすぎは皮膚の刺激や皮脂の減少につながり、より一層乾燥肌となります。

その結果、余計に皮膚は皮脂を生成することとなりニキビなどの肌トラブルの原因となります。

つまり、洗いすぎにも注意しましょうということです。

○ スクラブやピーリングを毎日している!?

上記の理由からスクラブ剤の使用は週に1回程度で十分です

スクラブは物理的に肌を刺激しますので、AHAやBHAのようなケミカルに角質除去をするピーリング剤を使用するのも良いです。

ピーリング剤も毎日使用しなければいけないというわけではありません。

特に冬は夏と違い、余分な角質層も減少します。冬は控えめでもよいと思います。

また、肌が過敏になっていればスクラブやピーリングはスキップするなどご自身の肌の状態に合わせて対応することをお勧めします。

オイルクレンジングは肌によくない!?

石鹸などの代わりにオイルを使用すると天然の皮脂と良い皮膚常在菌を保護します。

つまり、オイルクレンジングは肌のバランスをとり、水分も閉じ込めます。

現在使用している洗顔料で乾燥するようなら、オイルクレンジングなど考慮してみてもよいかもしれません。

要は、自分自身の肌質にあわせて色々なものをトライしてみることが大事だと思います。

○ お湯は毛穴を開く!?冷水は毛穴を閉じる!?

極端な水温は肌の刺激の原因になります。

洗顔の際はぬるま湯(37度くらい)の使用をお勧めします。

正しい洗顔方法を解説します

最初に全ての化粧を取り除く

基本的なことですが、1日の最後に汚れや化粧は必ず落としましょう。

その後のスキンケアの準備になるだけでなく、寝ている間の肌の健康状態改善にも繋がります。

ぬるま湯(37度くらい)を使用しましょう

冷たすぎたり熱すぎたりする温度は皮膚を刺激することになり、肌トラブルの原因になります。

指腹をつかって優しく肌を洗いましょう

すべての過程において肌をゴシゴシ擦ることは、肝斑をはじめとする肌トラブルの原因になります。

洗い流す必要のないミセル水を上手に活用してみましょう

化粧や汚れに付着してミセル(粒子)を形成します。

浮いた汚れをコットンなどでなでるだけで除去できるため、擦る必要がなく肌に負担をかけません。

特に忙しい朝は、時間短縮にもなるので便利です。

柔らかい抗菌タオルで軽くたたくように乾かしましょう

肌を擦ることは禁物です。

また、自然乾燥は水分の蒸散に伴い逆に肌の乾燥を助長することになります。

過度な角質除去は避けましょう

肌本来の保護や水分保持のための自然なバリアを破壊してしまうことになります。

スクラブ剤の使用は週に1回程度で十分ですし、ケミカルな作用のピーリング剤も毎日使用すると肌を痛めることにつながる可能性があります。

肌が敏感になっていないかなど肌の状態にあわせて使用しましょう。

特に冬はただでさえ肌は乾燥しやすいのでより注意が必要です。

洗顔の最後はトナーで仕上げる

トナー=いわゆる日本でいう化粧水ではありません

洗顔の最後にトナーを使用することで肌のpHをリセットすることで肌を外界から守ります。

どのような効果を期待するかで含まれる成分は異なりますが、グリコール酸やサリチル酸、ローズウォター、カモミールなどがあります。

おまけ

その他、ニキビができやすい肌の方はニキビを悪化させたり、できにくいノンコメドジェニックと記載されている製品の使用をお勧めします。

なおるん
なおるん

最後まで読んでいただきありがとうございました!

その他質問や相談などがあればお気軽にブログの問い合わせtwitterまで連絡いただければお答えさせていただきます。

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